Q & A
Q1)SSK840 の発振子にセラミック発振子を使いたいのだが。
- 手持ちの資料で見たところ、村田製作所の CSA シリーズなどは使えそうです。
この時、コンデンサは 30pF 程度にしてください。
- 一般的にセラミック発振子のQは水晶発振子より低く、発振が不安定になりやすいため、特に次の様に配線に気を付けてください。
- 配線は極力短くする。
- 他の信号線と交差させない。変化の大きな電流の流れる線と接近させない。
- コンデンサは LSI の GND と最短距離でつなぐ。大電流が流れるグランドパターンに接続しない。
- 発振回路から信号を取り出さない。
Q2)SSK840 で一応正常に働いているようであるが、不安定な所がある。
- SSK840 は発振が不安定なとき、考えられないような誤動作を起こすことがあるようです。
- 水晶発振子であっても、Q1)と同様の配線に気を付けてください。
- 電源電圧や動作温度を変えると、発振回路の不安定さが明確になることがあります。
電源電圧は 4-6V、動作温度はポイントクーラーやドライヤーで変え、動作確認を取ってください。
Q3)SSK はウオッチドッグタイマ機能を持っていないのか。
- SSK840はウオッチドッグ機能を内蔵しています。一定時間以上正常に動作しないと自動的にリセットし、再起動します。
- SS82C79 はウオッチドッグ機能は内蔵していません。
- どうしても必要なときは、デコード信号は周期的に
ON/OFF しているため、これを使うことができます。
- SSK82C79 は SL2 信号でリトリガブルなワンショット回路をたたき、この信号が
ON/OFF しなくなったら、リセットする回路を追加します。